逃げるか逃げないか? バッドワイザーを目指さない

これまで多くの企業をコンサルティングしてきたが、経営にとって最も大切なのは『逃げないこと』だと思う。逃げないために知性を身につけ、行動力を磨くのだ。とかく世間は、バットワイザーを目指しがだが、それでは結局のところ、体制へおもねく【御用経営者】にしかなれないだろう。そんなことでは、何のために経営者になったのかわからなくなる。体面は維持できても、最終的に手段へおもねき「仕方ない」と流されてしまうなら、経営なんてやる意味さえない。

アニメ「アンパンマン」の作者であり、『手のひらを太陽に』の作詞家でもある やなせたかし氏は 戦争経験者の92歳。その発言や作品には、実体験からくる重みが感じられる。「犠牲なき正義はない」つまり、身を削らずに保身をはかったなら、それは正義ではない!ということだ。ずる賢さに義なし。逃げる者に正しさなし。世間ではなく自身に対して公明正大であるほうが重要である。危機こそが人を育て進化させる。裏を返せば・・・危機の際に逃げるのか?真正面からぶつかるのか?そこで人間の価値そのものが決まってしまうというわけだ。

成長とは、いま解決できないような問題を、将来 造作もない簡単なものにしてこそ成されるもの。脇道に逸れても、かならず また同じような出来事に出会うだろう。一度はうまくいったとしても、いずれ深みにはまるのは間違いない。いや 逃げた時点で もうすでにはまっているのかもしれない。世間を見回せば、そんな経営者やリーダーたちばかりがあふれている。