米の公文書公開でわかる日本政府の稚拙さ

原発事故時の米公文書が公開された。的確に情報収集し、事故直後から適切に対応していたことがよくわかる。たとえば、衛星からの映像を使い、少なくとも いくつかはメルトダウンしていると分析したり、空母からの放射線測定で通常より高い数値が観測されると、予測より事態が深刻と判断。半径80キロ以内からの退避行動をとるべきとすぐさま打ち出していた。

その当時、まだ国内では情報が錯綜しているだけで、何の対策も取られていなかった。それに加えて 震災対応会議の議事録も一切ないという。米では オバマ大統領のツィッターまで重要文書とし、すべての詳細を記録・公開しているのにだ。当然予測できることまで ひた隠しにし、あるに決まっている議事録も存在しないと言い張る政府。都合の悪いことはすべて曖昧しておくといった強固な姿勢が見て取れる。

稚拙な政府を持つと高くつくが、こんなバカな事を容認するのも日本文化なのだろうか。現在のような情報社会において、嘘やおとぼけなど通用するはずがない。まるで出来の悪いドラマを見せられているようで、いったい何を目的に政治や行政を行っているのかさえ不明である。ゆえに、当の政府関係者もさっぱり訳がわからない状態なのだろう。いい加減にちゃんとしないと、政治家や官僚は、いつか手痛い目にあうと思えてならないが。