人生の大半は声で決まる

昨夜の会合はパーティー形式。BGMがわりに モニターからテレビの音楽番組が流れていた。そこで提案だが「日本の音楽番組は、生放送を一切やめにして、すべて収録、もしくは口パクにしたらどうだろうか?」テレビ放送の場合【収録だとアーティストの歌声は必ず修正を施したあと放映される】が、生放送だとそのまま流さざるを得ないわけで・・・つまり 音がはずれたまま お茶の間へ届くことになるのだ。

「なぜ日本の歌手はもれなく音がはずれるのだろう」それは、普段身のまわりに溢れる『音の環境』に原因がある。はずれ方の種類は、学生の頃に音楽の先生が授業で唄っていたとおりだが、それはとりもなおさず 両親・家族・友達の音でもあるのだ。要するに、歌だけでなく、話し声の音も唱歌に准じているわけで、それでは どこをどうやっても、人を惹きつける魅力は出てこない。対策法としてベストなのは そういう音を聞かないことだが、日常がそうである以上、全部避けるわけにもいかないだろう。世間ではよく話し方教室なるものを見かけるが、問題は話し方ではなく、話す音そのものにあるのではないだろうか。げんに 多くの企業内研修を行ってきた経験上、話し方より音を変えたほうが 営業マンや経営者はより成長することがわかっている。それは ある程度になると、言葉の使い方や内容に大差がなくなるからだが、ビジネススキルだけでなく、人生のあらゆる局面においても、すべからく勝負を決めるのは その人物の音かもしれないと思う。

筆者は若い頃から人前に出る生活をしていたためか、できるかぎり『まわりの音に感化されないよう気をつける』とともに、普段から自分が身につけたい音のみへ浸る生活を心がけている。出かける時には ウォークマンやipodを手放さない。とくに、電車やカフェでの周辺の話し声は 悪影響以外の何物でもないので一切 聞かないようにしている。世間ではあまり気にかけられてないが、ジャズやブルースと日本の音では、使う音も展開もまったく違うのだ。日常でも【ジャズを唄うように話す】ほうが絶対に人を惹きつけられるに違いない。魅力的でいるためには、日本の環境音や歌、話し声は入れないほうが良いだろう。プロなら、行動や思考のみならず、自身にとって有意義となるよう 環境にも細心の注意をはらうのは当たり前ではないだろうか。