政治的認識を科学で再考察してみる

物事は科学的に考えるべきだが、世間の大半は「政治的な認識」しか持たない。この点について、武田邦彦教授が鋭く切り込んでいるhttp://takedanet.com/ こういった政治的認識を打破する方法としては「日本だけ」を排除しなければならない。コツとしては「他人を外人と置き換えて考察してみると、かなり勉強になるかもしれない」とおっしゃってるが、まさしく そのとおりだと妙に納得してしまった。



たとえば、原発の立地情況。世界の原発は、アメリカ、ヨーロッパ、日本の三極にあり、世界で「震度6以上の地震がくるところ」は、ほぼ「太平洋の端」南米のチリ、日本、フィリピン、インドネシアなど限定だ。大西洋は誕生してそれほど時間が経っていないので、地震も津波も無い。だから英語でもフランス語でも「津波」という単語が無いのである。つまり「地震大国に原発が立っているのは日本だけ」となる。また さらに、アメリカとヨーロッパの原発は、そのほとんどが内陸部に建設され、川の水で冷却されているが、それは海岸沿いはハリケーンや台風が来たり気象が変化しやすいから!という安全上の配慮に基づいている。

要するに、アメリカ、ヨーロッパの原発は「地震なし、津波無し、内陸、淡水冷却」なのだが、不思議なことに日本だけは「地震あり、津波あり、海岸、塩水冷却」ということになっている。おまけに、日本の原発はアメリカの内陸で設計されたものをほぼそのまま使い、事故後問題になったストレステストも津波のないヨーロッパで生まれたものを使用する始末。これは本当に不思議だ。そんな不思議なことが まかり通るのは、まさに政治的認識ゆえだろう。「日本だけ」を払拭するには「グローバル教育」も重要だが、どうせ 教育を一新するなら、科学をもっと高いレベルにして「自然科学=哲学」にまで発展させてほしいものである。