華のある人物とは

魅力ある人物を評する場合「あの人には華がある」なんて表現がよく使われる。しかし、いったい華とはどういうものだろう。筆者は「影を身にまとっている様」だと考えている。影とは、世間の暗の部分である。それは人に言えない苦労や理不尽な境遇を経て、自然に身につくものであって、計算してできるようなことではないだろうが、魅力とはそういう自然なものかもしれないとも思う。

明るさとは人生の半分、普通というのも ごく一部である。ゆえに それだけでは欠けてしまうのだ。要するに 一側面で差異は生じない、よってギャップもないというわけだ。つまり、影がないからこそ、光り方だって鈍くなるというもの。効果的な見せ方とは、野球で言われる緩急によって構成される。したがって、直球ばかりじゃ面白くも何ともないのである。

楽をしたいとか、波風立てずに生きたい。それもいいだろう。しかし、それじゃエンターティメントにはならないし、人を魅了することもできはしない。ゆえに、人生とはトータルで楽しむものであり、自らを面白がるぐらいでちょうど良いのではないだろうか。どうせ短い人生なら、明暗兼ね備え、華のある時をすごしてゆきたいものである。

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