政治塾ブームを考える

事務仕事が多くなって忙しく、記事を書く時間があまり取れないでいる。作業効率をあげるために 先日パソコンを2台新調したが、やはり処理速度が格段に早くなった。ストレスなく仕事ができるのは好ましいことだ。

さて、世間は「塾ブーム」だそうだ。といっても、小・中・高校生のものではなく 大人の塾である。子供たちの受験戦争が下火になったと思ったら、今度は大人の就職戦争時代が訪れたのだろうか。そんな世情を反映してか、これまで二世議員や公務員・政治秘書あがりなどでしめられ閉鎖的だった「職業政治家たちの就職戦線」にも新たな窓口ができつつあるようだ。橋下大阪市長の維新の会を筆頭に、地方政党が続々と政治塾を立ち上げている。

「【政治屋】は次の選挙を考える。【政治家】は次の未来を考える。」と よく言われるが、今の政治は前者かもしれない。これは第三極と呼ばれる地方政党が 次の未来を政策に掲げて人気を博している点からも窺えるだろう。ビジネスにおける鉄則でも同様だが、入口の議論(やり方)なんてどうでもよいのだ。まずは徹底した 出口(目的)の議論から始めなければならない。そのうえで、その目的を遂げ、成果をあげられるような道筋を描くべきである。言い換えれば、政治にもビジネスにも、人の感情ではなく、科学が必要なのである。

科学的じゃない社会を「遅れた文明と呼ぶ」ように、口先だけの理想や各人の感情論なんて たんなる個人事にすぎない。ソーシャル・ワークとは、理想を現実に変えて効能を生み出してこそである。そこには、知性と経験に裏打ちされた 優れた性能や機能が求められてくる。乱立する政治塾には、そういった哲学を学べる場所としてのスタンスを是非とも確立してほしいものだ。そのためには、まず「ここはハローワークではないよ」と明確に示すべきではなかろうか。もはや ビジネスにも政治にも【〜屋】は不要である。