原発の再稼働について

今年の春は 暑かったり寒かったりときわめて不安定な陽気だった。そして もうすぐ梅雨、暑い夏に突入だ。こうなってくると、がぜん熱を帯びてくるのが、夏の電力需給と原発再稼働に対する論議である。今日もテレビで 政治家と専門家たちが いろいろ語っていた。これから何度となく、こんなことが繰り返されるのだろうが、やっぱり 何だかさっぱりわからない。そこで今回は、これらの根底にある問題点を少し整理してみようと思う。

論点は三つ。電気料金・電力需給・原発の安全性である。 電気料金については、まず現行の制度を廃止し 電力会社を徐々に解体していく。既存の施設や送電網を民間へ売却し上がった利益で 被災地の賠償を補てんするというのがベストではなかろうか。ここで弊害になるのは既得権益構造だけだが、このような 当たり前の経緯が実行されることはけしてないだろう。理由は簡単、今はまだ そういう世の中ではないからである。また 電力受給に関しては、上記の件が解決されないかぎり、実際の数字が正確かつ正直に出されることはないので何とも言えないに決まっている。ばかげた話ではあるが、誰も何にもわからないまま とにかく節電するしかないのだろう。そして、安全性の問題だが「政治が決断するしかない」「専門家の意見に従うべき」なんて発言が横行してるが、やはり これらもすべての議論と同様、全部 根本的に間違っていると感じる。政治家にも専門家にも、安全かどうかなんて判断できるはずがないからだ。

一例をあげると・・以前の記事でも述べたが、太陽にスーパーフレアが起こる可能性が示唆された。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000003-mai-soci そうなると、世界レベルで長期間 停電が起こるかもしれない。福島原発が電力喪失で引き起こされたのは記憶に新しいが、もし 世界的に電源ストップ!という状態が生じたら、地球はどうなるのだろう。現状のままなら 放射能まみれになるのではないか。これはあくまで ひとつの可能性だが、他にも自然は何を引き起こすかわからない。ゆえに、ちょっと間違えたら、取り返しがつかなくなるような代物は作るべきではない!と考えるのが普通の感覚であろう。自然を予測し、完全に把握できるなんて欺瞞に満ちた人を専門家と呼ぶならば、それはとんでもない勘違いである。安全なんて きっと人間ごときが 未来永劫に語れるものではないはずだ。私たちには ただ自分で自分の首を絞めないよう、自然に従って生きるしか術が与えられていない。もし そんな思い上がりを実現するのが科学や政治の目的なら、行きつく先は落とし穴へまっしぐら。目隠しをされながら破滅へ向かっていくしかないと思われる。