経済活動は応用科学研究

「社会という実験場で行われている応用研究」 経済活動を科学的に表現すればこうなるだろう。つまり 経済人とは・・・現行のシステムを効率よくしたり、今ある材料を集めて新たな価値を生み出していく【応用科学の研究者】であり「企業という名の研究施設の所長さん」というわけだが、そう考えると、べつに経営なんてそんなに大したものではないとさえ思えてくる。

このように物事は、その捉え方によってずいぶん感じが変わるものだ。当たり前のことだが、経済だけがすべてではない。もちろん、他のことだって同様。全部 世の中の狭い狭い一分野に過ぎないわけ・・簡単にいえば「どうでもよい事」なのである。何故どうでも良いかと言うと、そういう一分野では何もできないからで、じつは一つひとつはどうでもよくて、それらが統合されて まったく新しいものへと進化する。そういった創造性こそが本来の価値となるはずなのだから。

筆者の基本スタンスは基礎研究を行う科学者。よって、経済活動は いち実験に過ぎないと考えている次第だ。べつにお金儲けに興味がないわけじゃないが、それが有意義な実験にならないと思えば、たとえ社長やオーナーをやっていても即座に辞めるべきだし、実際そのようにしてきた経緯もある。しかるに、人生をつまらなくしているのは、自らが自分自身に課している あるべき論ではなかろうか。世間に対する認識を変えるように、自分に関する認識だって変えてみたら面白いかもしれない。違う角度から眺めれば、物事の見え方も必ず変化してゆくものである。