ニューヨーク株式市場 今年最大の上げ幅

6日のニューヨーク株式市場は今年最大の上げ幅だった。「欧米の中央銀行が追加の金融緩和策に踏み切るのではないか」との期待が高まり、ダウ工業株平均の前日終値との差は286.84ドル高(2.37%) ハイテク株主体のナスダック市場の総合指数は66.61ポイント高(2.40%)となった。さて、今日の日経平均はどうだろうか。

最近 世界の株式市場はずいぶんと低迷気味。金融は一種のエンターティメントだから、ある程度 上昇しないと人気がなくなってくる。資金が不動産やゴールドへ流れれば、市場規模も縮小するのだ。つまり、使途が固定資産へ動けば、自由に使えるお金が少なくなってしまう。それをわかっていての長期下降路線。ゆえに、見えてくる答えは、世界中が経済的に苦しいという構図。また、お金を刷って市場へ供給するのだろうか。これで日本だけ通貨供給しなければ、円高も継続されるだろう。

傾向として、近年 株価が少し上がってもすぐ下がってしまう要因は、機関投資家に「細かい上げ下げを作り出して 小金を稼がなければならない事情がある」のだろう。余裕があるなら、しばらくは下降傾向を作った後、ある程度の上昇幅を持たせて、また下げるの繰り返しを行うのが市場拡大の常とう手段と言えるからだ。これは、どうもそうも言ってられない事情があると見るのが普通である。こういうケースでのポジションは超長期。まるでデイトレーダーのような世間の情勢に流されていては、ギャンブルに近くなる。機関投資家たちは、今はユーロ混乱の未来に備えて 小金をためることへ躍起になっている。彼らは ただの超保守派にすぎないのではないだろうか。ならば彼らに、もはや市場を作ったり、牽引していく力はないと思われる。