ギリシャ再選挙、緊縮派が過半数確保

ギリシャの選挙があったから 徹夜明けである。結果的に読み通り・・・欧州連合(EU)・国際通貨基金IMF)と合意した【緊縮策を支持する政党】が過半数を確保したので良かったが、もし これが反対だったら、いまだ業務に追われていたに違いない。ただ 欧州債務問題が これで解決したわけじゃない。今後も複雑な問題が山積みである。だが、この先 市場の焦点は、ユーロから米経済へ移ると予想される。米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加金融緩和に世界中の期待が集まるからだ。しかし いつものことながら、世界経済はずっと末期状態から脱却できずにいる。相変わらず 金融政策オンパレードへの依存状態は続くだろう。ただし、米国が量的緩和しても、一段とドル安・円高が進むだけだから、日本に限っていえば、どちらにしても明るい材料とはならない。つまり、世界経済の悪影響はまともに受け、好影響は微々たるもの。これが日本経済の現状なのである。

筆者がこのような体力勝負の毎日を送らざるを得ないのも、数年前に自らが時間設定を誤った故である。この世界へ首を突っ込む際、金融を熟知するのに 最低でも5〜6年はかかるとふんだのだ。しかし、一年もかからず 大方は把握できてしまった。つまり、金融の世界は予想に反し、あっけないほど単純で底の浅いものだったわけだ。そうなると、あとはただのルーチン・ワークなので、つまらない事 この上ない。やる気がなければ疲れもたまるし、仕事もはかどらなくなる。

ギリシャ選挙があった日曜日は、午前に1件 コンサルティング。午後に2件 別の場所で業務があり、すぐさま 共同事務所で会合。すべて まったく別々の場所での異なる業態の仕事をこなした。その後、関係各位との詰めの協議があり、選挙の経過を睨みながら夜が明け、残務を終え帰宅したというわけだ。よく混乱しないのかと問われるが、どんな仕事であろうと いったん受けた以上は、愚痴も弱音もなし。あくまで全部きちんとやる。他の人には無理であっても、それなら他の何倍も努力すれば良いだけのこと。それは誰のためでもなく 自分のためだから。いつも自らを支えるのはプロ意識のみである。しかるに 不確かで目先を変えるだけの金融よりも、むしろ 自らに投資するほうが確実かつ賢明な生き方のように思われる。自らに向けた 経験を通じての投資はタダだし、際限も上限もなければ減りもしない。失敗さえ その先の糧となろう。形や結果を求めるのは遊びである。なぜなら、すべて その場かぎりだからだ。ゆえに 世の中で仕事と呼べるものといえば、それは自らへの投資だけではないかと感じる次第だ。