頭と体の共同作業

お盆休みに入られた方も多いのではないだろうか? 筆者には帰るべき故郷がないから、たまっていた仕事(デスクワーク)を粛々とこなすだけである。それにしても朝晩はめっきり過ごしやすくなった。空いた時間には、最近 アウトドアショップで購入した 折り畳み椅子をテラスへ広げて過ごすことも多いが、遠くに浮かぶ 街の明かりを眺めていると「こんなにも人がいるんだ。だったら何でもできるなぁ。」と感じずにはいられないのだ。

うつむいて下ばかり見ていても何も始まらない。とにかく何事も攻めていかないと・・働きかければ必ず反応はある。待っていても何も起こりはしない。しかし 昨今は 受け身一辺倒の人ばかり溢れてるように思う。それはきっと「行動のための思考」と「思考のための思考」の区別がはっきりついていないせいではなかろうか。人間の機能設備は頭だけじゃないから脳単独では すぐに限界がきてしまうのだ。よって 身体機能全般を使った共同作業が必要となるのだが・・ほとんどの方は、その関係性さえ理解していないのだろう。それどころか、およそ身体機能の能力を過小評価しすぎてる気がする。

幼いころから そういう事を教えてもらう機会が皆無だったから、これも仕方ないことなのだが、それではいかにも もったいない。人はたいてい、頭脳労働と肉体労働というように、やたらステレオタイプに分けたがるが、人間の素晴らしいところは、全体を使った能力とそのバランスにおいて発揮されるものである。だから、頭でっかちになって 脳ばかり使っているとバランスが崩れるのは必然。もちろん 肉体ばかり酷使して 何も考えないのも同様だ。そんなんじゃ 体調は崩すしアイデアは出ないしで ろくなことにはならないだろう。よって 学ぶべきは、より多くの知識を詰め込んでかえってバランスを崩すことではなく、むしろ体の使い方を知ることにこそある。論より証拠。これを証明するのに何もいらないし、時間もかからないどころか、いかなる条件さえも不問である。いちばん簡単で安易でお手軽・・そんな学びの場が もっとたくさんあっても良いと思うのだが。

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