台風16号が 沖縄・尖閣へも

大型で猛烈な台風16号が、沖縄や奄美地方に接近している。現在 台風16号は、沖縄の南海上を時速約20キロで北北西へ進んでいて、中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。これは近年 まれにみる勢力だ。

くしくも尖閣諸島では、中国の海洋監視船6隻と海上保安庁の巡視船とのにらみあいが続いている。そこへ超大型の台風が迫っているという構図だ。海洋国 日本は、歴史上からも 自然の猛威によりその国土が守られてきた経緯が いくつも読み取れる。したがって、今回の台風を神風と称する むきも出てくるだろう。

しかし、さまざまな情報が発達した現在では、今回の件が大きな局面を打開する事態にはつながらない。ベトナムなどで起こった既成事実も考慮したうえで、領土問題については、もっと具体的なシュミレーションに基づいた処置を早く用意するほうが先決ではなかろうか。それよりも今は、ギリギリまで任務を果たそうとしていらっしゃる 海上保安庁の皆さんの身の安全が心配である。撤収の時期はいつなのか? そこにも具体性が求められてくる。