米携帯電話大手スプリント・ネクステルをソフトバンクが買収?

ソフトバンクが また勝負に出そうだ。苦境にある米携帯電話大手スプリント・ネクステルが、ソフトバンクとの買収交渉を認めたのだ。これを受けて、東京株式市場でソフトバンク株が急落。12日付日本経済新聞などが「ソフトバンクが米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する方向で協議に入った。スプリントを通じ米5位のメトロPCSコミュニケーションズの買収も検討している。買収総額は2兆円を超える見通しで、ソフトバンクの巨額の資金負担による財務悪化が懸念される」と報じたからだ。

いつもそうだが、国内メディアは ソフトバンクに対して まったく好意的ではない。よって この企業が事業拡張や他企業の買収を発表するたび、株価下落の事態を招くのが経常化されつつある。普通の経営感覚で、ありきたりな予測しかできなければ、もちろんそうなるだろう。しかし、その読みは これまでもことごとく裏切られてきた。孫正義氏の経営は 通常の考えでは成されていないのだ。そこにはある種のセオリーなんて当てはまらない 卓越した何かがあるのだろう。もうそろそろ 国内メディアも その辺のところを素直に認めたほうが潔いと思うが。

当然 ビジネスは、誰にとっても思い通りにならないものだ。失敗することもあれば、企業そのものを倒産させてしまうこともある。しかし、だからといって 地震予測と同様に「これまで一度も予測が当たっていない事」を信用する気にもなれない。ゆえに今回の報道では「またソフトバンクが勝負に出そうだ。現状は〜だが、従来のように 予測は裏切られるか?」といった見方が正解ではないだろうか。いずれにしろ、まだ交渉そのものが決裂する可能性もある。困っている側からすれば、一刻も早く買収を発表したいだろうし・・・まだまだ どうなるかわからない。にも関わらず、推測だけで値動きが起こってしまうのが金融の怖いところでもあり、面白いところでもある。