田中文科相 大学認可に新基準

来春からの新設が認められなかった 「秋田公立美術大、札幌保健医療大、愛知県の岡崎女子大」の三校と野党が騒ぎはじめたので、昨日 田中真紀子大臣と文科省は記者会見を開き「近日中に新しい大学設置認可の審議会を立ち上げ、年内にも新基準を設ける」ことを急遽表明した。

大臣の問題提起の意図は理解できる。少子化のあおりを受けて経営の立ち行かないところがたくさんあるにも関わらず、毎年 新しい大学は増え続けているからだ。もちろん大学側も生徒確保に必死である。筆者の子供たちにも、ずいぶん以前に知り合いから「ぜひ うちの大学へ」と声がかかった。それも 小学生の頃にだ(笑) この事態はちょっとおかしい。しかしながら、意図はわかるが進め方に問題がある。「4年後を目指して制度変更を検討します」というならわかるが、急に基準を変えてしまうのはいかがなものか? もうすでに校舎もできていて、受験の意思を伝えている生徒もいると聞く。みんな困ってしまうだろう。

もちろん 田中文科相は【短い任期中に何か存在感を示したい】といった想いに付け込まれる形で官僚に焚き付けられたのだろうが、世間の批判にさらされて まず間違いなく頓挫する方針に乗せられてしまうようではどうしようもない。こういった話題に影が薄くなってはいるが、民主党はこっそり 配偶者控除の見送りも示唆している。これも専業主婦へのご機嫌伺いだ。いずれにしろ短命の政権だと、今後も次の選挙のことだけを考えて、意味不明の政策ばかり打ち出してくるだろう。とにかく これ以上ややこしくなる前に早く解散したほうがよいのではなかろうか。