007 スカイフォール

ここ何週間か徹夜に近い状態で、依頼された論文や企画書・事業プログラムなどを書き上げ、一息ついているところだ。じつのところ、べつにそんなに仕事などしなくても悠々としていられるはずなのに、何故こんなに忙しくしているのか・・自分でも不思議だが、やはり従来と同じじゃ満足できないし、ましてや退屈には耐えられない性分だから、これも仕方ないと思っている。 

ということで、久しぶりに散歩して、街歩きしながら映画を観てきた。前々から楽しみにしていた「007 スカイフォール」 オフィシャルサイト 言わずと知れた大人気シリーズだが、筆者は今回のストーリーの焦点を、主人公ジェームス・ボンドと敵のボスの両者が母親代わりと慕う「一人の女性に対する愛情表現の相違」にあると感じた。

悪役のボスは 彼女に執拗なまでの甘え心を抱き、どんな手を使っても彼女に自身を認めさせようと試みる。ある時はタダをこねて困らせ、失脚を画策し、最後は一緒にこの世を去ろうとまでする始末だ。それに対して、ボンドは徹底的に彼女のあるものを守ろうと命がけで挑んでいく。それは何か? 彼女の尊厳(尊くおごそかで侵しがたいもの)である。ホンドの上司でもある彼女は、彼を甘やかしたりはしない。それどころか つねにプロとしての厳しさを求める。しかし その裏では、唯一の理解者としてボンドを信頼し続けてゆくのだ。

筆者は ここに人と人との本当の付き合い方を見る。ラストシーンで彼女はボンドに「遅かったじゃないの」と言う。それに対し、ホンドは「深みにはまってね」と答える。どこまでもおしゃれでカッコいい。自分は何を守るために生きるのか・・それは人の尊厳である。それもプロとして。男らしいとは きっとそういうことなのだと思う。カッコよく生きたいと願うのじゃなく、ただカッコよく生きるために。

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