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世界共通の言い訳と名目の文化

ドル円が乱高下している。また、それに呼応する形で日経平均もフラフラだ。なぜ こんなことになるのだろう? それは投機筋に「そうしても良いだけの言い訳と名目が与えられた」からではなかろうか。アナリストたちは事あるごとに「米雇用統計が期待外れだった。米国の量的緩和策の影響が出ている。」などと分析するが、べつに そんなの昨日今日始まったわけじゃないし、初めからわかっていたことなので あくまでお題目にすぎないと思うからだ。

ようするに、投機筋は儲けるために『いつでも乱高下させたい』 しかし 何もないのにそんな事を仕掛ければ非難されて、やがては規制がはいるだろう。ゆえに 何でもいいから【名目】がほしい。だって 名目さえあれば、相場を上げ下げして利益を得ても【言い訳】が正当化でしょ・・・という具合である。簡単に言えば、容認される言い訳さえ見つかれば いつでも乱高下させてOK。よって名目が見つかるたびに相場が荒れるのは必須であり、ここに投資家心理とか いろいろと もっともらしい理屈をつけているだけなのだ。

この名目と言い訳の原則は、もちろん普段の生活にも当てはまる。人って いつも自己利益のために名目を探しまわってるもの。ゆえにグローバル経済にしても、一般の生活環境においても、相手にお題目を与える隙を見せないことが重要になってくる。

また、いま世界には資金がだぶついてる・・・とよく耳にするが、そういった余った資金には もちろん金利がつく。だから一時も止まっていられないのだ。つまり、ただ保持していたら金利だけが かさんでしまって損するだけ。よって、資金なんて多く預けられれば、その分どんな手を使ってでも儲けねばならない・・・金融業界にはそんな宿命がある。したがって、お金なんてダブつけばつくほど 相場も乱高下するのは当たり前で、現在の状況は当然起こるべくして起こった 自然現象ともとらえることができるわけである。

物事は仕掛けられたら たいていは負け。勝つためには つねに仕掛けていかねばならないが、金融というのは、多少の資金なんかで仕掛けられる世界じゃない。それと同じように 既存の業界に参入なんかへすれば、すべては仕掛けられる側に回らざるを得ないのが通例だろう。だから むしろそんな仕掛けられる世界へ身を置くより、こっちから仕掛ける世界に向かったほうが面白いのではなかろうか。ゆえに今儲かるビジネスとか投資よりデファクト・スタンダードであろう。就職活動よりもっと大切なのは、いかにして仕掛ける側に回るかを模索することだと思う。