ソフトバンクが携帯事業で世界3位に躍進

ソフトバンクが「携帯電話事業の売上高で 世界第3位に躍進する」見通しだ。かねてから発表されていた 米スプリント・ネクステル社の買収案が、現地の臨時株主総会で可決された。あとは連邦委員会の承諾さえ得られれば、ソフトバンクの契約数は、来月にもNTTドコモを超えることになる。

創業者の孫正義氏については、世間でいろいろ言われているが、素直にすごい経営者だと思う。創業100年以下で、日本企業のトップテンへランク入りしてるのは、ソフトバンクしかない。つまり、これは・・・国内経済全体が どれほど閉鎖的で排他的かを如実に物語るとともに、ここを凌駕するのは並大抵ではないことも示す。一度 経営してみれば、日本の規制・法律・世論・メディア・証券システムなどの壁が、いかに大きいか すぐ理解できるはずだ。きっと こんなの超えるなんて不可能に思えるに違いない。それでも、もし望みがあるとしたら、土壌を国内に求めず、米国に求めるしかないのだが・・・それでも すべてが際どい綱渡りなのは変わらない。

シンクタンクに国内外の優秀な人材を配して、つねに針の穴を通すような無数のケースを想定して事に当たったとしても、かならず不測の事態は起こる。だから、そこは 鬼気迫る気迫で勝負して乗り切らねばならないのだ。ゆえに、実際の経営現場は ある程度、システマチックにせざるを得ないだろう。なぜなら、つねに攻めの戦略をこうじるのに忙しく、何百社にもおよぶグループ企業の経営にまで手をかけてる時間はないはずだからである。したがって「システマチックな経営をするための方策を新たに発明する能力」も同時に求められてくる。そのように考えれば、これらの結果が、まさに天才的ともいえる『努力できる才能と 並みはずれた度胸・行動力の賜物』だと理解されるだろう。何事も資質には限界がある。もちろん頭の良さや知識なんて、既得権益の中でのみ 役立つものにすぎないのは言うまでもない。

それにしても気になるのは、ソフトバンクの今後ではなく、その最終目的である。経過は目的に従って道筋がついてゆくが、世間で語られる予想は どれも的を得てるとは とても感じられない。一つや二つ経営してたとかシステムを発明した方、学者さんなどが思いつきで予測できるほど、それは浅いものではないはず。規格外の人物には、やはり規格外の目的があると考えるのが妥当だ。いずれにしろ、名実ともに世界規模となったソフトバンク・・・これから、いかにはじけてくれるかが楽しみである。