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ロールモデルからグランドデザインへ

プレゼンテーションを作成する場合には、その骨子を Roll model へ置くことが多い。これは『具体的な行動・技術・事例などを、模擬・学習する対象となりうる人材』を指す経済用語だが、企業も法人という『法の下の人格』なら、意義は同様と感じる次第である。よって、世間や業界から 模擬・学習されるようなシステムなり、ビジネスを構築することが重要なのだ。

何事においても「ありきたり」なんて通用しないが、ましてや それがビジネスなら尚更であろう。業界のRoll modelとなるにはどうしたら良いか? そこから Value  chainを生むSupply chainの構築へ向けて知恵をしぼるべきだが、この順番を間違えてる方も多いようだ。Valueとは たんなる他との比較にすぎず 次のスタンダードには成りえないし、Supply chainを重視すれば、既得権益の類を目指さねばならない。つまり、どこへ目的を設定するか? で、すべて変わってしまうというわけである。

「まったく新しいビジネス体系を作るのですか?」と、よく驚かれるが、そんなの当たり前で、ここを目算する以外に企業価値なんて どこにあるというのだろう? 「企業の強み」を強調するコンサルタントもいるが、それって ようするにニッチな形での延命策に他ならない。第一、企業の存続なんて、そもそもどんな理屈を並ても、役員や従業員・関連業者のためにするものだ。

むしろ経営に大切なのは、生き残りをかけたコーディネイトより、もっと大きな器でのグランドデザインを実行にうつすことである。ゆえに是が非でも 毎回デファクト・スタンダードを生み出し、世間全般のRoll modelになる道を歩まねばならないが・・・それはあくまで最初の一歩であって、そのような小さな了見ではまだ足りないようにも思われる。

なぜなら、既得権益が確保しづらくなった現代では、エネルギー事情やマーケットそのものといった 何か大きなインフラが変われば、今ある企業は全部消滅する運命にあるからだ。したがって そんなんじゃ、今後100年続く会社や団体など、目算できるはずもないが、やっとコンサルティングにも、国や巨大な都市を作るような感性が求められる時代になってきた・・・面白いのは これからである。