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原田氏がマクドナルド社長を退任

日本マクドナルドの 原田泳幸氏が社長とCEOを退き、会長専任になると発表された。彼は ヒューレット・パッカードから米仏の油田開発企業、日本アップルの社長・米アップル副社長を経て、現在は 日本マクドナルドホールディングの会長・社長・CEOとともに、ソニーやベネッセなどの社外取締役も兼務するが・・・このような経緯は、欧米の優秀な人物なら当たり前の経歴である。裏を返せば、日本企業の経営者たちが終始一社へとどまり続け、退職後はどこかの団体の理事なんかに納まる お決まりのパターンをたどるのは、実力がないからかも? と思ったりする。

さて、時期 社長兼CEOだが、サラ・カサノバ氏が就任するらしい。原田氏によると「これは退任ではなく、新しい経営タレントを投入したマネージメント強化」だそうだ。サラ氏は、これまで 六か国のマクドナルド・ビジネスの経験があり、グローバルアラインメントリーダーとして最適との事。

世間では『社長交代はマックの経営不振が原因』とささやかれてるが・・・経歴からすれば、原田氏の目線は 生え抜き社長のものではなく、経営コンサルタントのそれに近い。ゆえに キャリアを積むために地位へしがみつくなんて馬鹿げたことはしないはずで、そういった断行も含めて 必要な時に的確な処置を施せるのもやり手の証となる。ただ、これって・・・あくまで連結子会社の人事。あいかわらず原田氏は親会社のマクドナルドホールディングスの会長・社長・CEOだから、そう騒ぎ立てるほどのことでもあるまい。マクドナルド創業者の藤田田氏から引き継ぎ、短期間で見事に経営再建させた手腕から、おそらく彼以外に全体のトップをはれる人材がそういるとも感じられないし。現実を次々作り出してゆくのは、世間が考えるほど たやすい能力じゃないのである。