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110番通報 不要・不急が3割

不要・不急の「110番通報」が後を絶たないらしい。今年上半期に埼玉県内で受理された通報では、なんと・・・いたずらや間違い、ただの問い合わせなどが3割近くを占めるとの事。例を挙げると「暇なのでかけた」「カエルの鳴き声がうるさい」「ゴキブリが出た」「事件だけど、何の事件だったかな?」「理髪店が注文通りの髪形にしてくれない」と、とにかくひどいのだ。

食品ケースに入ったり、食べ物の上に寝そべったりの「とんでも画像」を、SNSへアップする人が急増し話題になってるが・・・それは何も若者だけの話じゃないだろう。警備員に注意されたお年寄りが、地下鉄のホームへ設置された安全ゲートを腹いせに何度も蹴ってわめき散らしたり、昼間から酔っぱらってるらしき初老の男性が ホームへ身を乗り出して電車に轢かれそうになった光景も目にしたし、あるお客様サービスセンターでは、もうほとんど 言いかがりやストレス発散にしか思えない 高齢者からの電話が数多くかかってくると聞く。

日本はおもてなしやモラルの国と言われるが、はたして そうだろうか? 誰もが知る 高級料理店へ行っても、形だけのエスコートで、二度と足を運ぶ気がしないし、日本橋あたりでは、大声で話しながらポケットへ手を突っこみ、大柄にふるまう初老のサラリーマンもよく見かけたりするが・・・そういった方には、なにゆえゲストが上座で、新入社員が下座なのかさえ きちんと説明できないように思う。

しかるに「自分がやってみせられなかった」という教育上の責任において、部下の失態は上司の責任だし、若者の愚行はまわりの大人の責任である。老若男女にかかわらず 知らない事はできる道理がないのだし、また何事も容認されるような環境へ置かれてきたのなら「何でもあり」と考えるのも当然だ。「学」のみが重用されて、やってみせる「道」がなくなれば、おもてなしや文化・礼節も形骸化して、ますます現実離れしてゆくしかないのではあるまいか。