みずほ銀行・ドコモ・JR北海道 といえば・・・

みずほ銀行が、反社会的勢力に対しての融資と知りながら、2年以上も対策を取らず、そのまま放置していたことが金融庁の検査で分かった。その総額は、少なくとも230件で2億円にのぼるらしい。

みずほ銀行は、富士銀行・日本興業銀行・第一勧業銀行の分割・合併により誕生した銀行だ。富士銀行はいわずと知れた安田財閥系。興銀は、かつて銀行界のトップに君臨したサラブレットである。しかし近年は、宝くじを扱っていた旧第一勧業銀行の総会屋への利益供与事件が発覚したり、合併後は何度もシステム障害が発生するなど、その信用も怪しくなってきていた。

先頃、ドコモが悲願だった iPhone5sを販売したが、売れ行きは ソフトバンクとauに大きく水をあけられ、JR北海道の件も どこで収拾がつくのかわからない状態。これら、みずほ・ドコモ・JRといえば、元々どれも 金融・通信・交通で日本のインフラを担ってきた企業である。メディアは よく体質という表現で一括りにするが・・・もし、これらが本当に旧体質によるものならば、もはや是正は無理なので、一端ちゃらにせねば今後も同じであろう。

企業をコンサルティングしている立場から申し上げれば、企業に体質なんてものはあり得ない。単純に言えば、何らかの優遇や見て見ぬふりに既得権益などがあるわけで・・・つまり「そのように出来るから、そうしている」といった単純な図式があるだけに思われる。よって簡単な話だが、それらを全部打ち切って「そう出来ないようにすれば良い」ことなのだが、結局のところ、そう出来ないからこそ、すべてややこしくなっているのだ。

「戦後の日本には これらが必要だった。しかし、もう必要なくなった。したがって お役御免にしよう。」と思い切れたら、日本経済だって もっと上向くし、風通しもよくなり、自ずと規制も緩和されて・・・と、いいことだらけに違いない。しかし、まだまだ経済的に国際社会の仲間入りをして、世界の荒波にさらされる自信がないのだろう。日本の内弁慶さは、やっぱり今後も継続されてゆくが・・・ただ、どうやら真の旧体質って、一企業にあるのではなく、国そのものにあるような気がしてならない。ならば、これって もはや文化というべきなのだろうか。