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日本とASEANによる特別首脳会議

「飛行の自由」に向けた 日本とASEANによる特別首脳会議が行われた。ASEANとは東南アジア諸国連合であり、インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ブルネイ・ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマーの10ヶ国を指す。

ねらいはもちろん、このたび勝手に防空識別圏を設定した中国に対する圧力。多くの国の賛同を盾にすれば、国際社会へのアピールもできるはずだ。ASEANは一部の “昔から強い国にしかなびかない風見鶏みたいな国” を除いて、ほとんどが親日国だから、ここへピンポイントで働きかけるのは良策であろう。

これを機に、国内メディアには、もっと親日国の現状を報道してもらいたいものだが・・・きっと、こういったニュースもあっさり流して終わりかもしれない。せいぜい これらの国について取り上げるのは、政権不安とかクーデターが起こったなんて悪い情勢の時か、旅行やクイズ番組あたりのどうでもよいものばかりである。

ちなみに、国際協力銀行(JBIC)が11月に発表した「国内製造業の海外直接投資調査」によると、日本の製造業が今後3年程度の有望な投資先の首位に選んだのはインドネシアだった。中国は調査開始の1992年から守り続けてきた首位を陥落し、インド・タイにも抜かれての4位へ転落している。世界経済の移り変わりは早い。もはや日本の目は、外交のみならず経済面においてもASEANへ向いているのが現状だ。