ロシアで隕石爆発、未明に小惑星が地球に大接近

ロシアに飛来した隕石が上空で爆発・・・400人以上が病院で手当てを受け、そのうち3人が重傷と伝えられた。隕石は下層大気で一部燃えた後、こなごなに砕け散ったのだが、衝撃波によって割れた窓ガラスなどがさらに被害を拡大させたもようだ。隕石が落ちたのはウラル地方チェリャビンスク州サトカ 80キロの周辺で、目撃証言によると、上空で数秒白く光り輝き、続いて爆発のような大きな衝撃音が響いたという。

隕石の映像・・・空を燃えながら 飛行機雲のような軌跡を描いている

これとは別に、日本時間16日未明には、宇宙のかなたから 時速2万8000キロのスピードでやってきた小惑星が地球に最接近する。米航空宇宙局(NASA)の観測によれば、この「2012DA14」と名付けられた小惑星が地球に衝突する恐れはないそうだが・・・地球の引力の影響でカーブを描きながら、通信衛星より近い 地表から約2万7700キロの距離を 秒速7.8キロの超高速で南から北へ通過していくというのだから、ロシアの事態を考えれば 何だか落ち着かない感じだ。

NASAのドン・イェオマンズ博士は「この小惑星アメリカンフットボールのフィールドの約半分と小さいため、仮に衝突しても、地球が滅亡するほどの衝撃はない」と述べているが、小惑星が同じような距離まで地球に接近するのが40年に一度で、そのうち衝突するのは1200年に一度と聞くとゾッとする。数億年前に出来た サハラ砂漠の直径約17キロのクレーターや、5万年前に 周囲80キロを壊滅させたとされる 米アリゾナ州にある大隕石孔は、今も地球上に残る衝突の跡として有名だ。近年では 1908年ロシア・ツングースカ上空で小惑星が爆発して、周囲2000平方キロ余りにわたって樹木がなぎ倒された記録も残っている。いずれにしても どれも結果として地球滅亡には至っていないが、遭遇はごめん被りたい出来事である。

しかし、人間って ほんとにたくましいと思う。NASAはこの機に レーダーで小惑星の組成を詳しく調べて 今後の資源として活用したいらしいし、民間には そういった資源の採取や販売へ名乗りを上げる新興企業まで出てきてるらしい。NASAは「100年後の惑星軌道まで予測可能だ」と胸を張ってるみたいだが・・・実際のところ、地球近辺には、このようなサイズの小惑星が約50万個もあるそうで、そのうち観測されているのは 全体の1%にも満たないとも言われる。どれが真実かはわからないが、人間には どこか過信してる部分があることだけは確かだろう。一般庶民としては「宇宙の出来事にくらべれば、日常の厄介事や悩みなんて、いかにも小さくて取るに足りない」と考えるくらいしか役立つものはないのだろう。