核のゴミの寿命を縮める 「オメガ計画」

世界で問題となっている「核のゴミ」 これが無力化するには、じつに10万年もかかるそうだ。今から10万年前といえば・・・ネアンデルタール人がいた時代。そんなの論じているほうがどうかしていると思わざるを得ないが・・・フィンランドの「オンカロ」では、この核のゴミを地下420メートルへ埋めてしまう計画も進行中だ。しかし、それもまだ建設段階で、現在も核のゴミはたまり続けてるのが現状である。

その一方で、核のゴミのかぎりない無力化へ取り組む 世界初の実験も「オメガ計画」と題し、京都大学・原子炉実験所で行われている。原理はこうだ。原発から出る使用済み核燃料には、放射能が半分になるまで2万4000年もかかる プルトニウム239などが含まれるが、これに加速器を使って「陽子を光の速さまで加速させて作った大量の中性子」を衝突させることで核分裂を起こさせれば、放射能が半分になるまで30年もかからない寿命の短いものになるというのだ。

これが成功して実用化されるかどうかはわからない。しかし、人間が人文や社会科学で 不毛なあるべき論や非現実的な何万年なんて議論を延々と戦わせている間に、やがて科学は それらをさっさと解決して、想像とは異なる未来へと私たちをいざなっていくのだろう。これは産業も生活も すべてにおいて言えることである。だから 現状を基にした生活維持願望にも何ら意味はないと思われる。つねなる変化や新しさにこそ価値があるのは社会も個人も同様ではなかろうか。