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アスペルガーと自閉症を「ASD」へ統合

また病の名称が変わった。米精神医学会が定めた精神医学の診断基準「DSM」が改訂され、自閉症アスペルガー障害などを、包括的に「自閉症スペクトラム障害(ASD)」と新たに定義するようにしたのだ。関係者はその理由を「両者の診断基準がはっきりしていない上に、症状名によって受けられる診療や教育などに格差が生じているから」と説明してるが・・・スペクトラムとは連続体という意味で、より曖昧になった印象は拭えない。

本当に病名ってコロコロ変わる。そのたびに バカ高い医学書を買い替えねばならない医師たちはたまったものではないだろう。そして、一般の方は 「いかにも その病が消滅したように感じるかもしれない」 なにせ、皆が認識していた病は別の名前になり、その事実を知らないかぎりは存在しなくなってしまうのだから。じつは、その辺が改定する側のねらいかも・・・なんて勘繰りたくなる。

今後は iPSの広がりによって、物理的病に関しての解明は飛躍的に進んでいくに違いないが、精神医学については なかなか難しい部分がある。おそらくこの点については、量子コンピューターや人工知能の発展を待たねばならないだろう。しかしながら、それもあまり遠い未来ではない気がする。よって 病名や定義を変えるだけの枝葉が通用するのも 今しばらくの間ではないだろうか。