日本的3Dプリンターへの取り組み

天才デザイナー 川崎和男氏の3Dプリンターに関するコメントが頼もしい。
川崎和男氏のブログ http://www.ouzak.co.jp/blog/?cat=9680

要約すると・・・「0.6mmの素材がソリッドワイヤーのままだから、トポロジー形態を作成するには、さらなるサポートとノズルへのプログラム化が必要だろう。現状では、まだ限定された人物しか使いこなせないレベルにある。さらに肝心のネットワークでのバーチャルシステムも出来てないから、米国流のやり方はいずれ破綻して頭打ちとなるに違いない。そういった意味では、オバマ大統領の大業なスピーチも選挙対策にすぎないと思われる。つまりは、まだまだ欠落していることがあり過ぎるわけだ。もちろん それを補完し、結実させるのが日本の役目である。日本流のアレンジメントを創出して、新素材やその供給方法を一般化せねばならない。光造形システムのアイディアだって、元来 日本人が編み出したのだから。米国でのアイディアを 日本において根本的改革を成しえ、3Dプリンターの「Made in Japan」の確実性と信頼性を築くべきなのだ。私はそのことを可能にする少数の人たちを結びつけるつもりでいるので、今後の進展に期待してほしい。」 といった趣旨の事をブログで述べられている。

それにしても日本という国はつくづくラッキーだと思う。iPSの山中教授しかり、この川崎和男氏にしても、いつも定期的に優れた人物が現れてきてくれる。そして、メイド・イン・ジャパンは、こういった わずか数人の天才が成しえた功績を、あらゆる企業が享受することによって発展し続けてこれたのだ。

しかしながら、この国は優秀な人たちへのサポート体制がお粗末すぎるのではなかろうか。国だけでなく、大手企業も その辺については目が節穴だと思わざるを得ない。「出来るまでは放置して勝手にやってくださいとしながら、できたら出来たで 泥棒みたいに使用フリーにするのが当然です」みたいな社会認識の下世話さには辟易させられぱなしだ。こういうみっともない姿勢は、本来 日本文化になかったはずなのだが・・・いかがなものだろう。