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争点なき都知事選と東京佐川急便事件

細川護煕元首相が都知事選への立候補を表明。現在のところ、選挙戦は細川氏と舛添要一厚生労働相の一騎打ちという様相を呈しているが、勝敗の分かれ目は、小泉元総理のバックアップを得た細川氏が「佐川急便からの1億円借り入れ問題」をどう収束させるかにかかっているだろう。

当時、竹下元総理から金丸信氏、細川氏へと波及した 東京佐川急便事件は世間を揺るがす大問題となったが、結局のところ うやむやになっている。猪瀬前都知事は徳洲会からの借入金問題で辞任したが、疑惑内容に関しては佐川も徳洲会も構図は同様。窓口となる一企業を、政治家たちがよってたかって利用した点で酷似している。

ちなみに、東京五輪の組織委員会会長も森元首相だそうだが・・・今後の都政をめぐる顔ぶれは、まさしく90年代の方たちばかりである。こういった事象だけでも、日本の政治行政の旧態依然とした(もとのままで変化や進歩のない)様が見て取れる。

それにしても、舛添氏に細川氏かぁ・・・もちろん実現はしないだろうが、小泉元総理が後見人などせずに自ら立候補したり、橋下大阪市長東京都知事へ鞍替えしたら、間違いなくぶっちぎりのトップ当選だろうなぁ なんて考えたりするのは筆者だけだろうか。

いまさらながら日本は人材不足である。とくに政治の世界ではこれが最も顕著に思われるが・・・海外みたいに「政治家が尊敬されるような世情」にならないかぎり、優秀な方が育つ土壌さえ出来てこないのも当然だろう。メディアも世論も、あまりにゴシップ的な批判ばかり繰り返していると、結果として自らの周辺環境を悪くすることにつながる気がしてならないのだが。