スーパードクター特集 上山博康先生の講義

脳神経外科医 上山博康(かみやま ひろやす)先生の講義を聴いた。

旭川赤十字病院で「人生を手術する」をモットーに、必要とあらば日本中の病院に足を運び、脳血管手術や脳腫瘍の摘出手術などを手がける彼は、脳動脈瘤クリッピング手術で年間300件・累計20,000件近い手術を行い「脳血管に関わる手術では日本一」「匠の手を持つ脳外科医」と呼ばれる。自らが開発した【上山式ハサミ】は全国の脳外科医が使用しており、絵心がある彼のイラストは医学書にも使われているそうだ。また昨年からは、社会医療法人禎心会 脳疾患研究所に設けられた「上山博康脳神経外科塾」の総帥として、若手脳神経外科医の養成にも力を尽くしている。

「私は2時間以上の手術をしたことがない。それは患者さんへの負担を軽くすることでもある。手術が長時間の医師? それはたんに腕が悪くて下手なだけ。」「私は以前子供を診てきた。助けられた人もいれば、助けられない人もいた。どんなにくやしい思いをして、どれほど打ちのめされてきたか・・・だから、絶対に治すのだ。今は出来なくとも必ずや成し遂げてみせる。私はとてもあきらめが悪い。」と語る先生の言葉と目は本物に感じられた。

どんな物事も努力や学習・経験だけではものにならない。大切なのは、必ずや絶対に達成するという強い意思 determinationだ。自分自身が自らに課したrecognitionこそが、成果へ直結するのは言わずと知れた事である。上山先生がおっしゃる 良い先生の基準とは・・必死か?一生懸命か?のみ。この基準はたいへん明快に思えた。ビジネスでも医療においても、それを職業としてとらえてるようじゃ、やはり まだまだなのである。