南アフリカ・トルコ・アルゼンチンなどの新興国通貨が急落 

昨日は日経平均株価304円、NYダウ318ドルの大幅下落だった。これは中国景気指標の悪化により新興国経済の先行き不安が高まり【南アフリカのランド・トルコのリラ・アルゼンチンのペソ・ブラジルのレアル・ロシアのルーブルなど】途上国通貨の価値が軒並み低下したことが原因とされている。

ではいったい何故、中国の景気が悪くなると途上国通貨の価値が下落するのか?というと「投資家たちが、中国へ資源や資材を輸出する新興国の経済は中国経済のわずかな落ち込みにも甚大な影響を受けると考えている」からに他ならない。

しかしながら・・・これは毎回述べていることでもあるが、こういった事象は「それで儲かる人がいるので “あえて”そうしている」といった側面が強いものである。アルゼンチンでは『通貨の買い支えに必要な外貨準備高が低下している』 トルコでは『市場に不健全な動きがあった』なんて絵に書いたような情報がこの事態に呼応する形でタイムリーに流されているのだ。

つまり、そんなのはずっと前からわかっていたことだから・・・もしも皆が「どこかで歯止めをかけたい」と芯から思っていたなら「そういった情報はとりあえず発表しないでおこうと考えるのが普通にもかかわらず、一斉にこぞって、自ら手を挙げて不都合を公表してしまうのは“わざと”としか考えられない」というわけだ。

ようするに、先進国側には下げて儲けたい事情があり、新興国には一連の食品表示偽装時の企業対応と同様に、各国が『どうせばれるなら、この時期一斉に発表したほうがお得とふんだ』そんな思惑が見て取れる次第である。

経済なんて いつもどんな時代もそんなものであり、誰でもどこの国でも自分さえ良ければそれで由。他への影響など微塵も考慮してない様が顕著に見て取れる。このように長年経済に関わっているとグローバル経済って、つくづく底の浅い馬鹿げたものと感じざるを得ないわけだが・・・これも世の中であれば、すべての茶番を受け入れ失笑しながらも、それを何とか楽しみに変える方策をこうじてゆくしか手はなさそうだ。