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仮想通貨ビットコイン マウント・ゴックスが閉鎖状態に

仮想通貨ビットコインが、最近また話題になっている。以前は価値が高騰したために投機的な意味合いで騒がれていたが、今回は『大手取引所マウント・ゴックス(Mt.Gox)が閉鎖状態に陥ってしまったことで、その存続さえ危ぶまれる』と報道されているのだ。 ビットコインWikipedia

「世界で流通しているビットコインの約6%が失われた」「創設者の所在が不明で、Mt.Goxの東京事務所はもぬけの殻」といった具合に情報も錯綜してるが、このビットコインについては前々から危険が囁かれていた。米FBIは ビットコインを使った闇取引の摘発に乗り出していたし、中国では取引が全面禁止。欧州銀行監督局も利用者保護に欠けるとの警告を発していた。また、日本の金融庁などは「ビットコインは通貨でないため管轄下にない」なんて表明する始末。Mt.Goxの閉鎖については、一部で「大規模な盗難があった」との報道もなされているが、これも真意のほどは定かではない。しかし、ビットコインの盗難については可能とされていて、過去には実例もあったらしいのだが・・・

しかし、なぜこれほどまでにビットコインは広がったのだろう?  その理由は、いつものようにいつものごとく。通貨不安定になった欧州事情のほかに、元々インフレーション率が高い国の自国通貨に対する信用不安なども背景にあったわけだ。つまり アルゼンチンのペソに代表されるような「自国通貨の不安に対する 代替通貨としての側面」と、それを見越した投資家による「株式のような投機的要素」が重なったために、世界中に広がったとの見方である。

もちろん欲は悪いものではない。それがあるからこそ経済も回っている。しかし欲が煽られれば、多少危険でも拡大してゆくのが世の常。元をたどれば、お金とは信用で成り立っている。だから信用がなくなれば、どこの国のどの通貨であろうと紙くずやただの印字された数字になってしまう。もちろん過去に一度、日本もそうなったことがあるわけだが、そんなことはとうに忘却の彼方かもしれない。1946年にあった日本の預金封鎖「新円切替」 けれど日本人の土地・銀行預金・保険大好き主義は、過去にあったさまざまな出来事によって育まれた体質である事だけは間違いないだろう。いずれにしてもビットコインや中国元、アラブ通貨などが本当の信用を得るのはまだまだ先に思われる。米ドル・ユーロ・円の三大通貨の存在が脅かされることは当分ないのではなかろうか。