ロシアがウクライナ南部のクリミアに軍を派遣

ウクライナおよびクリミア情勢が緊迫している。ロシアのプーチン大統領が『ウクライナ欧州連合(EU)寄りの暫定政権が発足した事』を由とせず、ロシア議会も同国への軍の派遣を承認したからだ。

この事態を受けて、国連安全保障理事会は緊急会合。オバマ大統領がプーチン大統領と電話会談。米閣僚はホワイトハウスへ集まり対応を協議。欧州諸国もあらゆる手段をこうじるよう求めるなど、東西対立は一気に緊張が高まっている。

以前から、ウクライナクリミア半島は『世界の火薬庫』と称されてきた。一部の情報では「米軍特殊部隊とロシア正規軍が、ウクライナ・南部クリミアにて、すでに軍事衝突を起こしていて、米・欧州諸国・ロシア・中国・北朝鮮ともに“臨戦態勢”を整えている」との見方もある。もしこれが事実なら、もはや第三次世界大戦寸前と言えるかもしれない。

冷戦時代に逆戻りか?とも思える事態だが、これは十分予測できたし、放置しておけば、同様の事が次々出てくるような気もする。シェールガス産出や各国のエネルギー政策は、いずれ世界の構図を一変させてしまうが、これは中東や一部の東側諸国にとっては生き残りをかけた死活問題になりうる。よって今回は、ユーゴスラビアクロアチアの件みたいに妥協を得られる可能性も少ない

 一連のアラブの春がらみの紛争もそうだが、今回も根は同じ。エネルギー事情や技術革新の影響による 国の存続危機を人類はどのように解決してゆくのだろう。もし無策なら争いは今後も拡大の一途を辿るしかないが、はたしてここに日本の役目はあるのだろうか。放置しておけば、いずれは対岸の火事では済まなくなるし、否が応でも巻き込まれていく。戦争は今も変わらず“そこにある危機”だ。私たちには実感がないだけで、これはまぎれもないリアルな現実である。