STAP細胞に またも疑惑の目

英科学誌ネイチャーに掲載されたSTAP細胞の論文に、新たな疑惑が持ちあがっている。以前から 取り間違いや画像加工の疑いも指摘されていたが、今回は『実験方法を記した文章の一部に別の論文とほぼ同じ内容のものがある』とのパクリ疑惑である。

しかしまぁ、こう次々出てくるといろいろあるのだなぁ~と、少し可哀そうにも思えてしまう。誰にでも間違いはあるし、そもそも論文なんて過去の成果をもとに論理立ててゆくものだから、似ている箇所や引用なんて あって当たり前ではなかろうか。これは音楽を作るのに「この箇所はビートルズの~から。ここはローリングストーンズの~にインスパイアされました」なんて全部明記しないと著作権が得られないとしたら、もはや作曲など成り立たなくなるのと同じである。

しかるに、人にはいつも“やっかみ”がつきまとうものだ。今後も、成果は評価しても「せめてノーベル賞だけは阻止したい」なんて、重箱の隅をつつくような指摘をする方も大勢出てくることが予想される。個人的には、言い回しや表現方法なんてどちらでも良くて、大切なのは現実的な成果のみと考える次第だ。むしろ枝葉にこだわる方々につきあわされて、開発が遅れてしまうことのほうが全体の損失となろう。何はともあれ、一日も早くその成果を患者さんの元へ届けられるようにと願うばかりである。