地球温暖化とアリハバ上場・中国スマホメーカー「シャオミ」

環境省が最新の報告書を出した。「地球温暖化による国内の被害想定」をまとめたもので・・・これによると、このまま進めば、今世紀末には日本の平均気温が最大で6.4度上昇。熱中症による死者は現在の2倍以上、洪水被害額は3倍以上となり、海面上昇によって全国の砂浜の80%以上が消失してしまうそうである。

もちろん、この報告については???だが、こんなのに日本企業が “かかわらされてる間” に、中国ですごい企業が躍進してきたようだ。新興スマートホンメーカー「シャオミ(小米)」である。創業からわずか3年で年間売上高は4800億円に到達。TVで少しだけ製品と企業内部のさわりを見たが・・・それだけで「これは世界企業になるな。きっと日本企業は負けるだろう。そして、このまま行けば中国の産業も大幅に変わるに違いない。」と予感させるに十分なものだった。

その理由は単純明快だ。シャオミが行ってるのはすべて「本来は日本企業がやるべき事ばかり」だったからである。画面はシャープ製で、スペックは改変可能なオープンソースAndroidをカスタマイズしてるが、ここまでハイパフォーマンスのものが最近機種で約32,000円と、とにかく桁外れに安いのだ。中間コストを省くために、ネット上の口コミだけを活用して広告費は一切使わず、販売に関してもネットでの直接流通のみという徹底ぶりである。そして、さらに驚きなのが、元々スマホの中に「消費者の要望が直接メーカーへ届く機能」が組み込まれていて、これによって実際、随時改善策がスピード感を持って打ち出されているという点にある。

創業者の雷軍氏は、Microsoft Officeのソフト開発企業を経て、複数のネットベンチャーを起業した後、2010年にシャオミを立ち上げたそうだが、会社の内部はあたかもGoogle、製品開発スピリットはApple、サービスは日本のおもてなし及び改善と・・・まるで高度経済成長時の日本企業のような様相を呈していた。また、現在の中国が固定相場制なのも、かつての日本の状況と酷似していると言えるだろう。中国の若者や新しいベンチャー企業創業者らは、みな雷軍氏に憧れ、その姿勢を模擬していると聞くが、それも当時の日本の経営者モデル・・・松下幸之助氏や本田宗一郎氏、SONYの井深氏・盛田氏に相当しそうだ。

もし本当にそうなるなら、中国経済の真の成熟もここから始まるのではなかろうか。ならば日本も、官僚や学者の意味不明の理屈に振り回されてる場合じゃない。ハンデなき新興国がまっとうな経済をやり始めたら、とても太刀打ちできないのは明白である。かつての日本がそうだったように、そろそろ中国も第二期に差し掛かってきたようだが、ASEAN諸国もやがて追随してくるのは間違いない(中国のネット通販最大手アリババも 米国での株式上場準備を始めたようだし)だとしたら日本も今まで通りではダメで、古いシステムや慣習は捨てて、さらにより高度な社会へと歩を進めていかねばならないだろう。