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山中伸弥教授に14年前の論文疑義

山中伸弥教授が平成12年に発表した論文に疑義あり』との外部指摘を受け、京都大学iPS細胞研究所が調査を行っていたが、昨日 その結果が報告されるとともに、山中教授本人も記者会見の場に臨んだ。

もちろん「この論文の研究結果は、すでに複数の研究者により再現済み」なので、まったく問題ないが・・・山中教授は会見で『論文生データの一部が所在不明』であることを明らかにするとともに「日本の科学者の見本となる立場なのに、論文に使用した生データが発見できなかったことは、研究者として心から反省している」と陳謝した。

会見中の山中教授は、眼がすわり、憤慨とも情けなさともとれる、何とも言えない表情をしていらっしゃったように見えたが、それって当たり前ではなかろうか。この調査も会見も何のため? そして、いったい誰に陳謝すべきで、それが今後 何の役に立つのか? と考えると、本当に不毛で馬鹿げた話にしか思えない。

一連のSTAP騒動にしても、最初の発表から わずか数日で疑義が出たが、世界最高水準の科学者たちが査読するネイチャーでも審査に数ヶ月かかったというのに・・・はたして “関係者でもない方” に、そんなに早く『どの箇所のこの部分がおかしい』なんて詳細な指摘が可能だったのだろうか? そこに作為や思惑は働いていなかったのか? いまだに甚だ疑問である。

しかるに、何でも誰にでも疑いを投げかけて陳謝させねば気が済まない 日本の自虐文化は、そろそろ終わりにしたほうがよい。他の国にそんな風習は一切ないし、こんなの相手の理解をえられるどころか、付け込まれる隙を生むことにしかならない。理研の調査委員長の件もしかりだが、生得的な嘘で固めた その場しのぎを続けたところで、自らで自らを追い込むだけなのは目に見えている。