ナイジェリアの女子生徒誘拐事件

ナイジェリア ボルノ州の学校で、イスラム教過激派集団「ボコ・ハラム」によって、200人以上の女子生徒が誘拐された事件。公開されたビデオ映像には “無理やりキリスト教からイスラム教へ改宗したかのように発言させられてる” 少女たちの様子や、指導者の「娘たちを売り払う」とのコメントなどが映し出されていた。『西洋の教育は罪』という意味を持つ、この「ボコ・ハラム」は、これまでにも市場や村を襲い、4700人以上の犠牲者を出してるらしい。

それにしても、アフリカ最大の人口を擁する ナイジェリア連邦共和国の歴史は複雑だ。私たちには計り知れない さまざまな諸事情が交錯している。古くはポルトガルの支配から始まり、現在もイギリス加盟国のこの国には、かつて「奴隷海岸」なるものが存在していたが、それだけでも容易ではない歴史が見え隠れする。今でも北部イスラム教徒、南部にはキリスト教徒が多く、もめ事が絶えないようだ。

ただ、たいていの事象は、元をたどれば利権に行き着くものである。つまり、普通に考えれば、原油が出る南部には欧米の影響が強く、乾燥地の北部は弱いはずで、それゆえ歪が生じているとも想像できる。ウクライナの件もしかりだが、世界中の対立構図なんて、結局そのまま「欧米の思惑の映し」なのかもしれない。ならば何事に関しても、世界が表明してるような綺麗ごとで片づく事象なんて存在しないとも思われる。