読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

サイバー空間はやがて見える世界へ

パソコン遠隔操作事件で無罪を主張し続けた片山祐輔被告が一連の事件への関与を認めた。皮肉な事に・・・決め手はサイバー空間での立証ではなく「タイマー機能を使ったメール送信で偽装工作をはかるため、荒川河川敷へスマートフォンを埋める姿を捜査員にビデオ撮影される」というリアル世界の行動だった。

近年は、ビットコインの消失やネットバンキング盗難など、サイバー犯罪が後を絶たない。こうなってくると当然、世界中が対処に本腰を入れるはずで・・・結果、かならず解決策の糸口も見出されてくるものだ。

先日、米司法省が「中国の電子情報を担当する61398部隊」に所属する将校5人を起訴し、同時にFBIの情報公開ページへ顔写真も公開した。つまりこれは【いくら多数のサーバーやPCを経由しようと、その発信元の個人を特定できるだけの技術をすでに米国が持ち得た事】を示している。

同盟国であり、経済パートナーでもある日本に、このシステムが導入されるのもそう遠くない未来。複数の回路を経由したり、匿名などを使えば【今は顔の見えないサイバー空間】も、やがて見える世界になってくるだろう。ネット上には膨大なデータが永遠に記録される。そうなった時のためにも、そろそろネットにおける言論にも、責任ある自制が求められる時代になってきたのではなかろうか。