マーケット化する選挙での相次ぐ不正

こんなのって、皆さんおそらく「どうしたってなくならないよ」とお考えだと思うが・・・選挙の不正に関する報道がこのところ後を絶たない。香川県高松市の投票所で “衛藤晟一参議院議員の得票率が0票” 名古屋市の選挙でも “はたともこ議員の得票0” という結果が出て・・・ここに双方「私は彼・彼女に投票した」という方が現れ「ゼロはおかしい」と申し立てたから、たいへんな騒ぎになってるらしいのだ。

もちろん選挙における不正は重大な犯罪だが、これがいまだなくならない現状は、どこかの後進国と何も変わりばえしない事は言うまでもないだろう。むしろ選挙結果が生活へ直結する地方ではさらにひどい状態になっていて「開票者が対立候補の用紙を食べてしまう」なんて信じられないケースもあると聞く。やはり「ある種の利権さえあれば生活できる世の中が存在する」かぎりは、こういった事ってなくならない気もするわけだ。

経済マーケットにおいては「人は事実より認識に従って動く」ことがよく知られている。さほどおいしくもない店に行列ができたり、首をかしげるような商品が売れたりするのも このためだが・・・ならばもし、ある種、選挙がマーケット化してるとしたら、そこに事実を求めても空しいだけではなかろうか。問題は、選挙の運営方法ばかりではなく、選挙をめぐる人々の認識のほうにこそあるのだから。

しかしながら、選挙に関するイメージ変革や それに伴う経済効果などの転換は、世間全般のシステムそのものを大幅に作り替えねば成しえないものである。よってしばらくは、この悪しき習慣もなくならないと予想されるが、こんな事が続いてゆくと、ますます投票率の低下は避けられないと思われる。