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APEC 安倍首相と日本の立ち位置

アジア太平洋経済協力APEC)が終了した。TVでは 「安倍晋三首相が、習近平国家主席と会談。韓国の朴槿恵大統領と夕食会で隣通しだった。」なんてニュースでもちきりだ。

習近平国家主席はホスト国の代表でありながら、ゲストである安倍首相を待たせた上に、握手の際に笑顔も見せず “ぶっちょうヅラ”とは・・なんて失礼な。きっとこれは国内向けのパフォーマンスで、裏では歓迎ムードに違いない。」「オバマ大統領と習氏は並んで先頭を歩き、記念写真でも最前列。長い時間を割いて“世界の覇権を米中で二分しよう”と相談してたようだが、安倍首相は相手にもされず蚊帳の外だった。」だいたいこんな論調が多いが・・はたしてそうだろうか。

メディアはいつものようにいつものごとく偏重気味で、プーチン大統領との会談や、その他の経緯を意図的に ほとんど取り上げてなかったように感じる。(プーチン大統領は来年、来日予定だというのに)

世界のバランスなんてつねに変わりゆくもの。よって、いつまでも米中ばかりでもないだろう。見方によっては、米議会で求心力を失ったオバマ氏や 経済成長が頭打ちで、日本企業の撤退が相次ぎ、それを何とか阻止したいからこそ今回の軟化姿勢に至った習近平氏との会談なんかより、その他首脳との親睦のほうが本当に力を入れるべき現実路線と考える事だってできる。

何かにつけて あまり偏重報道ばかり鵜呑みにしてると、今の流れを見失う結果を生じさせかねない。おそらく米国は共和党が勝利し、シェールガスの優位性を活用しながら、今後もトップを走り続けるだろうし “世界の工場”である中国は、これから生産ラインのロボット化・自動化の波にのまれて斜陽にはいる事が予測される。よって、よこしまな野望や覇権主義というよりは、みんな未来へ不安を抱き、ただ必死に右往左往を繰り返してるだけかもしれないのだ。

むしろ怖いのは、日本があまりにも日和見で現実離れした見方に終始してたがために、世界から置いてきぼりをくらい、将来 本当の意味で蚊帳の外になってしまうことのほうだと思うのだが。