政治家が掲げる未来は絶対にやってこない

衆議院が解散して、また選挙が始まる。以前に『政治家が掲げる未来はやってこない』といった記事を書いたが・・・今もそれは変わらないはずだ。

http://lifereproduction.hatenablog.com/entry/20121202/1354426103

今回は景気対策と消費税アップの是非が問われる“アベノミクス解散”らしいが、これはおそらく、政治家が決断したのではなく、経済界主導で行われたものではなかろうか。景気指数における“在庫”をみてみると「消費税をあげさせたくない経済界が、意図的に今期の生産を控えた」ようにしか感じられないからだ。つまり、こんなのは帳簿操作と同じ先送りで、来期はその分を上乗せ経常してくるとしか思えないのである。

しかし、そういった人間の恣意的なものなんて、この期に及んでは もはやどうでも良い話で・・・最近は、米国発シェールガスの影響で、リーマンショック前に1バレル140ドル台だった原油価格が80ドルを割り込む勢いで下落しつつある。このままいけば、石油原産国の経済はやがて破綻の危機を迎えてしまうだろう。

国内メディアは、原油価格が高騰した時だけ 「ガソリン・食品代値上げ。庶民の生活が・・・」なんて報道を繰り返すが、暴落した時は何も伝えず、相も変らぬ「円安によって原材料輸入費がかさみ、中小企業の経営が苦しい」といったネガティブ・キャンペーンのみを繰り返す始末だ。

しかし、そのようなイメージ戦略とは別に、中東などの混乱はさらに激化するはずだし、それが世界へと拡大してゆくのは間違いないと思われる。「原油価格が下がれば、日本経済にとってはチャンス」との提言はあっても、上記のような ありのままの未来を指し示す知識人や政治家にはお目にかかったことがない次第だ。

『政治家が掲げる未来は絶対にやってこないが、科学が指し示す未来は必ずやってくる』 人為的なもので起こせる事象などたかが知れている。もっとしっかり現実を見据えておかないと、景気・景気と騒いでるうちに、やがてはもっと大きなうねりへ飲み込まれるのが落ちではなかろうか。