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2015年の未来展望と抱負

新しい年が始まった。個人的には、昨年春に公人を退き 30数年ぶりに一個人へ戻れた事が最も大きな変化になるが・・・当面は、現在 手がけている団体の基礎を構築しながら、三年後に始まる また別のプロジェクトへ向けて体力作りにも専念せねばならないだろう。いずれにしろ『年齢的にも一般経済からは卒業して当たり前だし、成すべき事は未来インフラの一助となるような事象でしかありえない。』のは公然の事実である。よって今後も、普通に・・・人としてあるべき、しかるべきスタンスで物事を成してゆこうと思う。

さて、毎年恒例、2015年の未来予測だが・・どうやら今年は『2020年代に起こるであろう大変革の礎』として、きわめて重要な年になりそうだ。ご存知の通り、昨年はこれまで「実現は遠い未来のこと」と考えられていた【量子コンピュータ】が、カナダのD-Wave Systemsから発売された。おそらく今は“やっかみやひがみ”から、そこには多くの批判も寄せられてるが・・・そこはあまり問題ではない。要点は、この量子コンピュータ「D-Wave」を、グーグルや米航空宇宙局(NASA)などが相次いで導入した点に尽きる。

つまり、東京工業大学理学部長の西森秀稔教授が提唱した「量子アニーリング理論」によって作られた、この「D-Wave」を、日本の国立情報学研究所(NII)やグーグル・NASAが購入して『さらなる上を目指し』本気で研究し始めたから、やがてそこには飛躍的な進化が始まり、加速度的に一般へ浸透してくるのではなかろうか? といったところが注目に値するのだ。

世間では、この量子コンピュータにしろ、グーグルグラスにしても、たんに「特殊な計算が早くなるだけ。今のITがより便利になるだけ。」と想像してる方が専門家も含めて大勢を占めるかもしれないが・・・個人的には、この予想はいかにも的外れと考える。なぜなら今から30年ほど前、マイクロソフトが設立されたばかりで、まだPCも世間に認知さえされていなった ちょうどその頃、自身が専門に研究してたのがまさしくこの量子の世界だったからだ。

量子とは何か? そしてこの原理や考え方が一般化するとどんな世の中になるのか?をとことん研究した後に、一般の大手コンサルタント企業で「今ある経済のマイナーチェンジこそが進化」なんて世界へ身をおいた異色の経歴から垣間見えたのは、現システムに関する虚無感のみだった。そして今後は、その当時に感じた事がまさに現実化する未来が待ち受けている。

来るべきものを拒否していては得る物と失う物が等価せず、失う物のほうがより大きくなるのは明白。むしろ積極的に今ある物を手放してこそ、得る物も大きくなる。昨今の原油価格の下落をみてもわかるとおり、資源大国に未来はない。くわえて米国の国内回帰思想と他国に関する無関心も加速してゆくに違いないのだ。

すべてのカテゴリーに関するオートメーション化が進み、やがて日本にも「正社員や公務員が不要となる時代」はやってくる。よってこれからは、職へ関する考え方のみならず、経済そのものに対する概念さえ変えてゆかねばならない時代となるはずだ。もはや問題は、未来がどうなるか? ではなく、いつそうなるか? へ確実に変わりつつあるのだろう。