コレステロールの取り過ぎは心配なし 

コレステロールの過剰摂取は一切心配する必要ない」と米国が言い切った。

CNN.co.jp : コレステロール摂取の心配は不要、米指針で新見解

『食事によるコレステロール摂取と血清コレステロールの間には何の関係性もない』ということで、これまで「健康維持のため食事によるコレステロールの取り過ぎに注意」とされてきた“常識”が『米国厚生省と農務省』によって完全否定された形になったわけだが・・これを受けて「トクホ(特定保健用食品)とか栄養機能食品」なんて大々的に宣伝してきた 日本のお役所や医師、飲料・食品メーカーなどはどうするのだろうか?興味深いところである。また、他にも『血糖値・脂肪・血圧などに関する効果』を謳ってきた諸業界の今後も気になるところだ。なぜなら、これらについても、いつ米国が「薬や食品など、口から摂取するものとは一切関係ありません。」と言い出すか・・わかったものではないからである。

化石燃料は数十年後に枯渇する」と言われては原油高に手を貸し。「イラクには大量破壊兵器がある」と戦争へ資金を出し。「オイルショックでトイレットペーパーが不足する」と大騒ぎして(じつは原油と紙の生産の間には何の関係もない) 「温暖化は阻止すべき」と世界一エコを進め、体内で生産されるので、べつに食べても変わらないコラーゲンを美容目的で摂取してきた私たちだが・・あらゆるものの背景には、マーケット的要素が隠されてる可能性もある。

そういった作られた事象は、賞味期限が切れれば、やがて「嘘でした。間違いでした。」なんて、あっけなく過去になってしまうものだが、それはもちろん経済全般にだって言えることであろう。米国では、製薬会社と医師との関連性が厳しく取りだたされていて、そのあおりを受け、最近は日本でも そういった蜜月関係はなかなか難しくなってるのが現状だ。JA改革をみてもわかるとおり、これまで岩盤規制と言われてきた農業・医療などにもその波は来ている。

これまで日本には自浄作用があまり働いてこなかった。これからもそれはさほど変わらないだろうが、米国発なら話は別であろう。従わざるを得ないものは“しぶしぶ”受け入れるのも、また日本的なのだから。シェールガス輸出や科学技術の進歩によって、世界の構図が大きく変わろうとしている昨今。安心できる既得権益業界なんてあるはずもないが・・ただ、そういった変革期には、ビジネスにとって大きなチャンスとなり得る側面だってあるはず。これをチャンスととらえるか? ピンチとするか? 経営者の資質が問われているのもたしかである。