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医学と科学は別物である

訳あって、最近は医学に関する質問を受ける機会が多くなった。しかし、科学を専門にしてきた筆者としては、内容を聞けば聞くほど、論理破綻した意味不明のことはがりで・・やはり『この分野には矛盾がありすぎる事。きちんとした説明をするなら科学にまで範囲を広げないと不可能である事。』なんかも再確認させていただいてる次第だ。

そもそも医学と科学は、まるで別物と考えたほうが良い。医学は、その仕事上の性質からも、結果ありきの定量化や分子くらいまでの応用物理に留まる。よって、脳までいかなくとも、生理学や解剖学における内器官の働きや体液循環の段階で、あらゆる論理破綻が生じるのも当たり前の話なのだ。ましてやここに量子論など持ち込めば、健康の定義とか診断の基準さえ維持できなくなるのは間違いない。

ただ、もはや世間に溢れるプロダクト商品においても、古典物理では説明不能のものばかりなのは否めない。それは現代物理の主流そのものが、量子の世界へと移行してしまってるからだが・・ここは、一般の物理法則とはまったく異なる性質が現れたり、何もないとさえ思える空間から突然電子が出てきたりする世界である。

にも関わらず、何故、地震研究や医療などだけがそうじゃないのか? については・・わからないことをわからないと言えない業界だってあるし、それでは食べてゆけない事情なんかもあったりするのだから、それも仕方ないことと理解したほうがわかりやすいのではなかろうか。

とはいえ、医学生さんなら、まずは試験にパスするのが目的。よって、そこにどんな原理的不備があろうと、たとえ納得できなかろうが丸暗記するしか手はないと思われる。例えるなら、それって、司法試験なんかと同じようなものかもしれないが・・とにかく疑問は横に置いておくしかなさそうだ。もっと良くするための考察や事実の探求などは、資格を得てからゆっくりやればいいが・・むしろ、そうなった時に、依然として古典物理にのみご執心なら、そのほうが問題と言えよう。

いずれにしろ、世の中は確実に変わってゆく。iPSや、これを基にした画期的なものが出てくれば、現在の医学体系が維持できるはずもないことは、どう想像しても明白である。よって、どのような分野へ属していようとも、古くて矛盾のある世界にいつまでも留まっていたら先はないと言えよう。何事も一足飛びにはできないので、今から徐々に準備しておくのも大切なことのように思われるが。