読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

これで何度目? ギリシャのデフォルト危機

ギリシャが、デフォルト(債務不履行)およびユーロ離脱の危機に直面している。「またですか?」という感じだが・・今回は、IMF欧州中央銀行も、ギリシャのあまりに身勝手かつ不誠実な対応に嫌気がさしてるらしく、両組織の幹部たちも「返済期限の延長はない。緊縮財政案を受け入れねば追加支援もしない。」と断言してるから、さぁ大変。市場では、今月末が支払い期限だから、7月1日をもって実質上のデフォルトに陥るのでは? と懸念されてるわけだ。

まさに「もうお金は貸さない」の“脅し”と、国内や政党内の事情で「緊縮財政なんてしてたまるか」といった“開き直り”との対決だが・・しかし、そもそも《ユーロ発祥の原点からみたら、ギリシャもユーロ諸国も“同じ穴の狢”》でしかない。

文化・経済観念・民族性など、どれをとっても最初から欧州へ馴染めるはずがなかったギリシャを、地政学とか西側の都合だけで、無理矢理ユーロへ取り込んだのだから、破綻自体には何の不思議もなく・・それなら「他のユーロ諸国は、そういった事情も織り込んだ上で我が国へもっと支援するべき」としたギリシャ側の主張もある程度はくみ取れなくもないからである。

ただ、いずれにしろ、こういうのが苦手な日本人からすると【どちらの側も、エクスキューズと嘘と虚飾で彩られてるな】と感じられても仕方なく・・まさに経済戦争といった呼び名がピッタリ。対話圧力や実力行使による駆け引きの応酬。ハワーゲームばっかり。と思えるはずだし、こんなことしてて何が楽しく面白いのだろう? と首を傾げたくなる方も多いのではなかろうか。

一部では、ギリシャ政府が、デフォルトと国内銀行の国有化によるアイスランド型デフォルト」を画策し始めたとの報道もあるが、どんな結果が出るにしろ、おそらくここに勝者はいないはず。日本同様、どこもかしこも借金まみれに変わりはなく《この先も実体のないマイナスを限りなく計上できるなんて、形なき経済のマジック空間でしかあり得ない現象》には違いないのである。よって実際は、ここへ現実味を与え続けるため、今も昔も世界中が苦労してる! のがまぎれもない現実と言えるのではなかろうか。