ギリシャが国民投票実施

ギリシャのチプラス首相がテレビ演説を行い、金融支援実行のためにヨーロッパ連合などから求められている条件に対して「賛否を問う国民投票」を来月5日に行う考えを明らかにした。IMF国際通貨基金)に対する多額の債務の返済期限が今月末に迫り、債務不履行への懸念が強まる中、EUとの間で、年金支給額の削減・付加価値税の一部増税といった改革案の内容を巡って意見の隔たりがあり、チプラス首相としてはEUなどが示す条件を受け入れるかどうか、国民に直接問うことを決めたものとみられる。

長年にわたって自らも籍を置いてきたから、いまさら言うのも何だが・・経済って本当におぞましい世界であり、詳細を知れば知るほど嫌な気分にさせられてしまうのは確かである。ギリシャ国内総生産GDP)は、以前から2000億ドルほどを上下しており、これは日本の神奈川県のGDPとほぼ同じ水準だから、普通に考えれば「この規模の経済がどうなろうと、べつに世界へ影響を与えるほどではないはず。なのに、どうしてこれほど大騒ぎしてるのか?」と・・考えたって不思議じゃないが、そんなところからも経済の下世話さが透けて見えるのではなかろうか。

要するに、すべてはイベントであり、舞台の演出みたいなものであって、いかに効率よくするか? どう見せてどのように感じさせるか? エンタメ能力の有無こそが経済の浮き沈みを決定づける要素と成りうるのだが・・こういったイベントがないと経済は盛り上がらないわけで・・したがって、あまり影響のないものを利用して、相場の乱高下をどう演出するか? こういった類いの繰り返しをしてるのが経済と言えなくもない。

そして、肝心の日本ではどうか? イベント時期はすぐそこなのに、専門家は相も変わらず「日経平均は大丈夫。2万円くらいは維持する。」との強気一辺倒。これも売り上げを落としたくない証券関係の影響とすれば合点もゆくが・・何を根拠に大丈夫なのか? 事実とかけ離れてるのは言うまでもない。果たして、信用できるのは何処の誰か? わかっているのは皆が得したい! ということのみだろう。今回の結末も成り行きも、いつもどおり「各国が何を目算してるのか? どこが落としどころか? 力の強いのはどこなの? そして、未来における最大限の得とはいかに? 」こんな趣旨で決まると思われるが。