全世代ですすむTV離れ

NHK放送文化研究所が先日「テレビの視聴時間」に関する調査結果を公表したが・・これによると、どうやら若年層だけでなく、これまでTV業界を支えてきた熟年層にも“TV離れ”は加速してるようだ。

1日の視聴時間が『2時間以下と答えた人の割合が38%で、ほとんど見ない・まったく見ない人も6%いた』が・・年代別にみると【70歳以上の60%が4時間以上の長時間視聴】だったのに対し【70歳未満の年代では2時間以下が50%以上】といった数値も出ている。つまり、今のTV業界は高齢者に支えられていて・・当然のことながら、今後の推移としては、右肩下がりが益々加速するのは確実! といった情勢が見て取れる。

これはメディア別の接触頻度をみても「毎日テレビに接触する人の割合が79%なのに対し、新聞はさらに深刻で58%。インターネットは38%」といった傾向だったり、2006年まで2兆円を超えていた国内のテレビ広告費が、ここ5年間は1兆7000億円台と横ばいになる一方、インターネットの広告費はこの10年足らずの間に倍増して、1兆円に迫る勢いとなってる点などにも如実に表われている。

いずれにしろ、各業界で明暗がくっきり分かれた形だが・・インターネット業界も淘汰と変化の荒波にさらされてるのは同様であり、Facebookに関しても、国内ではユーザー数が2000万人を超えたあたりから急速に勢いを失い、以前は四半期ごとに20%近い高成長を続けてきた広告売上高も、この4~6月期は約120億円と大幅に目標値を下回ってるのが現状だ。

もちろん、それぞれに各人が抱く未来予測もあろうが・・筆者はFacebookTwitter・LINEなどのいわゆるSNSスマホゲームと言われるものは一切やっていない。その理由には「これらが長続きしない」との想いも一因としてある次第だ。

今後もTVマーケットは限りなく縮小へ向かうのだろうが、これは既存のインターネットコンテンツも例外ではない。きっと筆者の予測する新たなIT情報コミュニケーションツールの登場は、さほど遠くない時期に訪れるはずだが、今はまだ顕在化していないのが実情である。おそらく本当の未来ってこんなもんじゃない・・もっとさらに画期的なもののように思われてならないが、はたしてどうなるのか? ある意味楽しみである。