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中国の元 2%の切り下げ

中国人民銀行が、人民元を2%近く切り下げた。狙いは、元安誘導による輸出促進とみられるが、これって そう簡単な話ではなさそうだ。通貨切り下げは、輸出には有利でも・・その反面、内需の低迷と資本流出を促す可能性が高いからである。

くわえて、この切り下げにより、輸出において 不利な立場に立たされた各国の中央銀行も、こぞって自国通貨切り下げに踏み切る可能性もあるわけで・・そうなれば、世界規模での通貨安戦争も避けられなくなるはずだ。このところ、中国の経済成長率低下は深刻だが、果たして、中国はこの奇策で事態を乗り切ることが出来るのだろうか? 注目したいところである。

また、これも各国の折衝段階だが『国債をリスクの大きな要素』として加えるかどうかの会合も水面下では行われていると聞く。もし、これが決定されれば、世界有数の国債大国である日本は大打撃を受けるに違いないが・・そうなれば、大幅な財政支出の見直しも避けられなくなるかもしれない。いずれにしろ、今年の年末にかけては、世界経済における大きな局面が、まだ一つ二つありそうな気配。量的緩和による円安で景気が良い! なんて、あまり浮かれてばかりはいられないと思われるのだが。