パニック相場。NYダウが史上最大の下げ幅を記録。

昨夜のニューヨーク株式市場は、前日の国内相場に続き、大荒れの様相を呈した。NYダウは一時1089ドル安と“史上最大の下げ幅”を記録。ドル円も一時116円台まで急騰している。(最終的には588ドル安。118円台に落ち着いた。)

市場は、これを「中国の景気減速によるパニック売り」と分析してるが、はたしてそうだろうか? そもそも中国経済の衰退なんて、ずっと以前から顕著だったわけで・・土地バブルから株バブルへと様相を変えながら、無理矢理ここまで引っ張ってきた経緯もみられる。

ここ最近でも「日本に中国経済の影響はない。日経平均は22,000円台を維持。買い相場は続く。」とのコメントを繰り返してたアナリストたち・・とくに証券系の方々は「今後の焦点は、米国の利上げ時期と中国の経済対策がどう打ち出されるか?」と述べるに違いないが・・証券会社は売買手数料が収入なのだから、これも信用には値しない気もする。

「原油安は今も続き、シェールガスは技術の進歩でさらに安くなってゆく。米国は生産地を南米へと移行してるから干渉地としての中国の役目も終わりつつある。ブロック経済のなごりで発展してきた欧州諸国は益々衰退の危機を迎え、それはロシアにも伝播する。これをふまえれば、中東の紛争なども終わりが見えないどころか、あちこちへ飛び火し激化してゆくことが予想される。」といった現実・・つまり総合的連鎖・波及についてはどこも誰も言及しないのではなかろうか。

いずれにしろ、このような実体経済とかけ離れた“創作相場”は、長引けば長引くほど反動が大きいのも世の常と言えよう。一部には『80兆円を超える 中国政府のてこ入れ策も水の泡と消えた。』との報道も出ているが・・さて、次に世界はどのような見せかけを仕掛けてくるのか? それも興味深いところではある。