2020年東京五輪のエンブレムが使用中止に

佐野研二郎氏がデザインしたとされる《2020年東京五輪のエンブレム》について、大会組織委員会が、今後の使用を取りやめる方針を固めた。これで連日、報道が過熱していた【盗用問題】にも、一応の決着がついた形だ。

東京五輪に関しては、前都知事である猪瀬氏の不可解な辞任に始まり、国立競技場建設の白紙撤回。そして、今回のエンブレム使用中止に至るまで、さまざまな利権・思惑渦巻く背景が透けて見える。

ただ、ひとつだけ気になるのは・・報道で【デザイン】という言葉が連呼されてる点だ。つまり、本当にデザインの意味がわかって使ってるのか? ということだが、そもそもデザインとは? また、計画・立案とは何を指すのか?

それについては、今は亡き、アップル社のスティーブ・ジョブズ氏が明確に示している。「デザインとは・・たんにどう見えるか? 感じるか? ということではない。どう機能するかだ。」「美しい女性を口説こうとした時、ライバルがバラの花を10本贈れば、君は15本贈るのかい? そう思った時点で君の負け。ライバルが何をしようと、その女性が本当に望むことは何か? を見極めるのが重要なんだ。」「マイクロソフト社がマックをコピーするのに長けてたわけじゃない。マックがコピーしやすい製品だっただけ。それはアップル社の問題である。」

これは、機能・効能・性能を現す言葉で《デザインには、この3つが不可欠》と言ってるわけだが・・世間はデザインの意味をはき違えてるのかもしれない。ならば、今の世の中、デザインが皆無でも仕方ないように思える。エンブレム? ロゴ? それって、はたしてデザインなのだろうか。