ACミラン 本田選手の侍発言

サッカー日本代表 本田圭佑選手の【自身が所属するチーム イタリアACミランに対する発言】が話題になっている。ここ数年、監督が次々と変わり、ふがいない試合が続く名門に《エースナンバー10》を背負う立場として苦言を呈した形だ。

監督には「なんで自分が試合に出られなくなったのか分からない。選手に責任があると語っている時点でナンセンス。」 幹部には「他のビッククラブのように、選手獲得ために多額のお金を使うか? それが出来ないなら、もっとストラクチャー(構造)の部分で見直していかないといけない。」 イタリアメディアには「試合ごとに誰が良いとか誰が悪いとか言ってるようじゃいけない。誰がやってもダメなのはこの3年間で分かったはず。」と言い放ち・・さらに「僕はファンの拍手のタイミングを見ても、勝つことだけに左右されているんだなと気づく。内容など見ていない。勝てば拍手するだけ。」と、普通なら絶対タブーのファンに関する批判まで繰り出している。

これに関して、国内の専門家たちは「彼の選手生命は危うい。イタリアのサッカー文化まで否定したら欧州での居場所がなくなる。」と口々に危惧を表明してるが・・それはどうだろうか? 彼らの予想に反して、イタリアメディアは「本田は禅(沈黙)より侍(行動)を選んだ」「真実を言ってる」など、概ね好意的なコメントを寄せている。

海外で暮らすビジネスパーソンの中には「郷に入れば郷に従え」と述べる人も多いが、個人的には、それじゃちょっと日本文化の実力を見誤ってる気がしてならないのだ。やはり日本人は日本人として、けして媚びる必要はないと思うのである。仕事上、外国人と接する機会が多かった経験からすれば、彼らの本音は「侍は何処にいる?」なのだから。

さて、この成り行きはいかに? ただ、たとえ直近の結果(見かけ)がどうなろうと、本田選手は最近なかなか見かけない若者であり、最終的には成功を手にするであろうことだけは想像に難くない。ビジネスパーソンなら、彼のやりたい事は、将来も含めてだいたい想像できるし、そのビジョンそのものを面白いと感じざるを得ないと思われるからである。