恩人への憶い

昨日、師がお亡くなりになられた事を知った。親に育てられなかった筆者にとって、彼は父親同然の存在であり・・感謝しても仕切れない恩人であった。

つねに厳しく接していただくと同時に、そこにはいつも深い愛情も感じられたが、もし彼と出会えなければいったいどうなっていたのだろう? と、ふと考えることがある。おそらく当時は、完全に世間をなめてたし悪さばかり・・ましてや若くして経営なんかしてたから完全に天狗状態。あのままいってたら人としてダメになっていたではなかろうか。

出来の悪い筆者に、哲学とは何か? 科学とは? 真の日本の美学とは? を身をもって示してくださり、じつにおぼろげながら理解するまで、10年以上も根気よくつきあってくださった次第である。

変化は既存を手放さなければ生まれない。これって “捨てる美学” とでも言えば良いのだろうか? 会社も地位も名声もかなぐり捨てるよう促されてきたが、今ならその意味もはっきりと理解できる。今更ながらに素晴らしい教育であったと感じざるを得ないが、今度は自身が微力ながらもそれらを伝えてゆかねばならない立場であろう。

「あなたは一生の師であり、私のかけがえのない人生最大の恩人でした。心からの感謝と尊敬を込めて、お冥福をお祈りいたします。」努力と精進だけの人生。どうぞ、もう・・心おきなくゆっくりお休みください。

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